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俗的な煌びやかさでは無く
落ち着いた高貴なる神々しさを放つ今作とは
江戸の中期に大名家によって特注され伝来した
元祖とも言うべき『芝山象嵌』が全身に施された
空前絶後の究極の御硯筥と成っておりますので
是非とも細部の『神技』を心から
感じ獲って頂けましたらば幸いに存じます。
ちなみに今作の当時の元箱は
蟲喰いによってボロボロに劣化しておりますが
後世に名家によって誂え箱が特注されておりますので
保管の際の心配も一切御座いません。
(時代)
江戸中期
(寸法)
最大横幅(18.8cm)
最大縦幅(20.5cm)
最大高さ(4.3cm)
総重量 (687g)
大名家の依頼によりこの様な斬新な技法が考案された後
明治期の『芝山』へと繋がっていくのですが
その流れが汲み獲れる今作の存在とは
皆様が想われている以上に貴重なのです!
大袈裟では無く今作とは
東京国立博物館クラスの
紛れも無い大名品と成っております。
明治期以降の近代蒔絵には絶対に視られ無い
途絶えた本物の『神技』が今作には現存しております!
和多志が古美術の志事の中で常々、感じる事は
制作には3年~5年以上の月日を要する
日本の国技と言えます『蒔絵』の価値とは
今が一番の安価で在ると感じております。
本来ならば此れ程までの神技が全身に注がれた
本筋の大名道具が手に入る事自体が奇跡なのです!
月派の大名家の特注品とも言えます
生まれの次元が根本から異なった
二度とは御眼に掛かる事の叶わない
家宝級の御硯筥と成っております!
200年以上を経過した作品と成っておりますので
至極当然と言えます微細な経年劣化は御座いますが
それ以外には特筆すべき傷みは御座いません。
無論の事ですが和多志は
全体的な美観に問題の在る作品は
絶対に出品を致しませんので
和多志の眼を信用し
信頼して頂けましたらば幸いに存じます。
今作の撮影が叶った事を和多志は心から嬉しく想います。